線形グラデーションを使った背景色の実装
0.概要
画像の背景に色を徐々に変化させるグラデーションを配置させたデザインも多いと思います。
また、背景の帯を真横ではなく、斜めに変形させたりするデザインも多いと思います。
以下のようなデザインです。

そういった時は、疑似要素に線形グラデーション(linear-gradient)で色の変化をつけ、clip-pathで変形させます。
1.線形グラデーションのCSS
reason__item-imageという画像を配置する要素の背景に疑似要素で線形グラデーションの背景色を付けました。
線形グラデーション(linear-gradient)は直線的に色を変化させる場合の属性です。
オプションの「90deg」は方向を表しています。「0deg」が下から上へでそれから時計回りで表します。
「90deg」は左から右へ
「180deg」は上から下へ
「270deg」は右から左へ
です。
.reason__item-image {
position: relative;
padding-top: 40px;
padding-bottom: 86px;
&::before {
position: absolute;
content: "";
inset: 0;
background: linear-gradient(90deg, #0a2044 0%, #0087b1 100%);
padding: 48px 24px;
/* ここで左右を斜めにカット(%は斜め角度の調整値) */
clip-path: polygon(0 28%, 100% 0, 100% 72%, 0 100%);
z-index: -1; // 子要素より背面へ
pointer-events: none; // クリック邪魔しない
}
}
2.始点と終点の色の設定
始点と終点の色はデザインカンプより取得します。
オブジェクトを選択して、「アピアランス」をクリックすると「色パネル」が表示されます。
そこからグラデーションのアイコンをクリックします。

始点の◯をクリックすると、始点の色コードを取得できます。X軸の位置は0%です。

終点の◯をクリックすると、終点の色コードを取得できます。X軸の位置は100%です。

これをlinear-gradientのパラメータに設定します。
3.背景の変形
背景の変形はclip-pathを利用します。polygonは多角形です。
そして、多角形の頂点を(X軸 Y軸,X軸 Y軸,X軸 Y軸,X軸 Y軸)の左上、左下、右上、右下の順番で記入します。
細かい値はデザインカンプと合わせながら調整します。
以上